「顔のシミを取りたい!」
「このシミが無ければ・・・
そこでシミを美白するために、「スクラブ」や「ピーリング」という外科的なお手入れで肌を削ってしまう方法があります。
アウトです。
顔の皮膚、表皮は薄さ1ミリもありません。0.1ミリの世界。
その薄さで外気からの刺激から身体を守っています。
ちなみに今、あなたが触れる肌表面の素肌は、およそ45日ほど前に生まれた肌細胞の死骸。角化した肌細胞です。
この角化した死んだ細胞の中に、スポンジ代わりにセラミド細胞間脂質が入って潤いを蓄え、滑らかな肌となっています。
この肌表面の大切な外壁を、スクラブやピーリングで溶かすなんていう、外科的な大工事は絶対、肌のためにはしてはなりません。
写真のゆでたまご。卵の中身は殻で大切に守られているように、肌も表皮で大切に守られているのです。
この殻がなくなったら、、、、どういうことになるかご存じですか。
細菌、微生物に負けて炎症を起こし、赤ら顔、アレルギーのような角化異常が起こって、正常な皮膚になるまで長い期間かかります。
にきびが出来て治らなくなるでしょう。
油分が出て皮膚を覆うようになり、過剰皮脂が肌に負担をかけるでしょう。
水分保持ができず、乾燥が激しくなり、肌が老化、シワシワになるでしょう。
こういう二次トラブルが起こりうるお手入れ、それがスクラブであり、ピーリングです。
この角質を削るお手入れは、西洋で生まれたお手入れです。
白人はスキンタイプ1、ないし2の肌。
日本人の肌と違い、ケロイドになりにくく、固く丈夫な肌です。
北方の寒い気候に適応していて、角質が厚くなる肌タイプなのです。
だから角質を削ってシルキーな肌にする必要があり、生まれた美容法がスクラブであり、ピーリングなのです。
しかし日本人の肌には合いません。日本人の肌は薄く、ケロイドになりやすい肌なのです。
絶対、おやめください。壊された自然が元に戻るのに長い期間がかかるように、壊された肌が元に戻るのには大変な期間がかかります。
ピーリングもスクラブもそうした危険があります。
ピーリング、スクラブをしてしまった、それ以来、肌の調子が悪い方。
お手入れ方法が全然変わってきます。
一度ご相談ください。