脱ステロイドについてのご相談

文面を見て、この方はすごいと思いました。
脱ステロイドに挑戦されています。
これはもう大変な勇気です。心から応援しています。

ステロイドというお薬は時に悪者扱いされておりますが、用法と処方を守って専門医の指導の元、使えばこれほど効果があるお薬はないと思います。

反面、薬の表と裏は毒にもなるように、
肌への蓄積性、
肝臓など内臓への負担（解毒）、
習慣性など注意しなくてはならない点がいくつかあります。

ステロイドを処方された時は「どれくらいの量」を「いつまで」なら安全なのか、専門医と相談していかれたほうがよろしいかと思います。

塗付用ステロイドは1度塗ると約7日間は肌に残る蓄積性が認められています。
ですので塗った期間が長ければ長いほど、肌に残り続けており、この残留成分が汗などで排出される時、刺激物となって反応を起こしてしまうことになる。
たばこやアルコールの中毒と同じで肌がそれに慣れてしまうと禁断症状がひどいこととなる。

ムーンフェイスという言葉をご存知でしょうか。
この禁断症状で顔がお月様のように膨らんでしまった状態である。
ステロイドの常用を止めると、少なからず起こってしまいます。
大変、痛みとかゆみでたまらないと聴いております。

この蓄積性と常用性があるので、ステロイドは必ず皮膚科専門医と相談して、量を間違えず、期間を間違えず「薬」として使っていきたいものです。

さて脱ステロイドは、ステロイドを使った期間、たとえば3ヶ月塗布したなら、抜けるのに3ヶ月以上かかるという覚悟はいります。
反応が出たり、ムーンフェイスのこともあり、またかゆみ、痛みとの戦いであります。

勇気ある戦いという由縁です。
もちろん将来の健康のため、お肌のためにはいつかは脱ステロイドをしなくてはならないわけですので、その時には全力で私たちスキンケア屋の出来る限りの応援をしたいと思います。

まずかゆみに対しては保湿で対処します。
ステロイドを使うと角質層が薄くなります。
抑えていたアレルギー、アトピーが出ますので角質層が裂けて皮膚内部の水分が蒸発し、また裂け目に雑菌などが反応してかゆみがでます。
これを防ぐためにリフレッシングクリームで保湿します。

脱ステロイドはかゆみとの戦い。
なるべく水分補給、保湿の手助けをしてあげます。

洗顔はもちろん大切なのですが、裂けていたりと肌が傷だらけですので刺激を与えないように最小限で望みます。

１、クレンジングは少なめに。しみる場合は、水で薄めて使います。
２、ピュリタスは雑菌抑制いたしますので泡を多めに刺激を与えず洗顔します。
３、はじめのうちパックは飛ばしましょう。力が強すぎて肌が受け止められません。徐々に使います。
４、美容液も最初は飛ばします。受け止められません。
５、化粧水を多めに使いましょう。かゆみが出た部分にスポットでコットンパックをしますとかゆみがゆるやかになります。
またかゆい場合は冷やします。氷をナイロン袋に入れて冷やすなどします。
６、オアシス（ホホバオイル）もまずは少なめで。角質層が薄く保湿が難しいので肌は乾燥します。これを防ぎつつ、排毒を促します。
７、リフレッシングクリーム（保湿クリーム）は最初は少なめで肌が慣れたら多くしていきます。
乾燥を防ぐとかゆみが収まります。

このようにスキンケアを繊細な使い方にはなりますが、ステロイドを減らしつつスキンケアで保湿をしつつ、脱ステロイドをしていきます。
すっごく気を長くして反応は出るときは出ますのでそれを当たり前として、氷で冷やすをしながらして我慢を重ねて抜いていきます。

最悪、かゆみが耐えられない場合は、スキンケアを塗った上から薬を塗ります。
その方が経験上、いいようです。

最後にこの方へのご返事を書いて終わります。
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こんばんは、西尾（仮名）様

メールのお問い合わせありがとうございます。
素肌美エールの新田です。
またこのたびはご注文、ありがとうございます。

それでは順番にお答えしていきますね。

> はじめまして。こちらのサイトにてコットンには化学繊維が
使ってあるから手でパッティングしたほうがいいという記事を
見かけたとおもうのですが、こちらのステップ1では熱を持っ
ている時はコットンパックがいいと書いてあります。

エール：はじめまして！
よろしくお願いいたします。
コットンの件、コットンというくらいですので綿ですよね。
ただ繊維が肌に引っ付いたりしたものが刺激になると思います
。
私がステップ１でコットンパックをオススメするのは、炎症な
どで熱を持ったお肌を冷やしてあげる成分がバーミーローショ
ンにはありますのでそちらの浸透のためにコットンを載せて浸
透時間を取ると考えています。
ですので刺激を受けやすい肌状態の時はコットンが乾く前に外
していただくようにお願いしたいです。

> 私はアトピーで顔が真っ赤で少し熱を持った感じになってま
す。
> たまにコットンパックをしているのですが、あまり効果は表
れません・・・。やはりコットンに化学製品が使われているか
らでしょうか？

エール：当社でコットンパックをする時もごく一般的な化粧用
コットンでしております。
コットンのせいというよりは、内容成分の問題かもしれません
ね。
鎮静作用・消炎作用のある成分が当社バーミーローションには
配合されておりますので、エステの現場ではエステティシャン
も効果が高いと認めております。

> 先日、こちらの商品を購入したので届くのが楽しみですが、
> 洗顔で洗ってからのがよさそうですね。
> 脱ステロイドをはじめて3か月がたちましたが、この3か月一
度も洗顔はしておりません。
> よいアドバイスお願いします。
>

エール：脱ステロイド。すごいですね！
なかなか大変な道のりを歩んでおられるところだと思います。
私たちがなんとかお役に立てればと願っております。

さてまず素肌美エールのスキンケアは、かなりお肌を動かすと
思います。
自然由来の植物エキス天然エキスが豊富に配合されており、肌
を活性化させる力がとても強いのです。
心配されることは、その力が脱ステロイドで力強く出てしまう
と湿疹や炎症が出てしまうことがあるかもしれません。
ですので一般的な量よりも少なめで肌を慣らしながらお手入れ
を進めていただきたいです。
クレンジングもアトピーでステロイド経験者の方には水で薄め
て使っていただいたりしております。

肌は栄養と水分が補給されると新陳代謝が活発になり、毒素や
古い細胞、水分などを体外に押し出そうとします。
これは正常な反応ですのでここと「ケンカ」しないように、量
を少なくして肌をならしてあげましょう。
反応が出たときは、化粧水で冷やしてあげるといいです。

脱ステロイドは本当に大変なことと理解しております。
当社のスキンケアは保湿を力強く助けますので、脱ステロイド
の補助には最適だと思うんですね。
ただ量の見極めだけしていただければ、本当に素肌の伴走者と
して役割を発揮できると思います。
西尾（仮名）さんの伴走者には素肌美エールがおります。
ご不安な点、困った点が起きた場合にはお電話くださいませ。
脱ステロイドの一番大切な時期になっております。
一歩一歩、進んでいきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

またよろしければ年齢、化粧品暦、ステロイド等の治療暦も教
えていただきますとより深いアドバイスが出来るかもしれませ
ん。
よろしくお願いいたします。

ではでは失礼いたします。新田が承りました。
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