体はナイロンタオルで洗うものではありません

「ぼろぼろ垢が落ちて気持ちいい～」

という話ですがそれは垢ではありません。

大事な角質でした。

アカスリをすると皮膚上部の角質が削られて、体内の水分が蒸発するようになってしまいます。

水分が蒸発すると何が起こるか？

かゆくなります。

老人といっていいか、あれですがお年寄りが冬などに体がかゆくなるのは、そうした角質層が薄くなるからです。
角質だけの問題ではありませんが、保湿成分（コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸）が加齢で減ってしまうことと、皮脂が減ってしまうこと、そして角質が薄くなることで老人に多いのです。

それと同じことがアカスリで起こります。

そしてアカスリとまではいいませんが体を洗うナイロンタオル、これも非常に角質を削りますのでよくありません。

特に日本人、日本の湿潤な環境であれば、角質は自然に剥がれて落ちていきますので無理に削ってはいけません。

白人のような寒いところに住む人種は角質が厚くなり、削ってあげる美容法もありですが、日本人の肌質（スキンタイプⅢ、ないしⅣ）は角質層がもともと薄いのでやってはいけません。

ナイロンタオルで洗い続けるとどうなるのか？

年齢とともにしわっぽくはなるでしょう。
それと日に焼けると角質がない分、直接、肌深部に有害な紫外線が到達してしまいますので、しみやほくろなどが出来やすい体になってしまいます。

一番良い体の洗い方。

それは石鹸やソープを手であわ立てて、あわでなでる。
刺激を与えないようにする。

これが一番、肌が老化しません。

男性は洗い上がりがすきっとするのでナイロンタオルが好まれますが、その弊害も知っていて欲しいです。